前年のパート収入が少ないのに住民税がかかってるのはナゼ?払わないとだめ?

前年のパート収入が少ないのに住民税がかかってるのはナゼ?払わないとだめ?


※この記事は2017/7/1に執筆しました。

 

今回は、

 

「前年の所得が少ないから住民税がかからないと思ってたのになぜか発生している」

 

というケースのお話とその理由を紹介します。

 

想定するケースとしては、旦那の扶養に入りパート収入がある人です。

 

 

 

 

 

 

まずは大前提。住民税の基本のおさらい

 

住民税の基本的なことは

今さら人に聞けない常識すぎる住民税の話 

でもお話しましたが、住民税の特徴の一つに

 

「前年の所得にかかる」

 

ということがあります。

 

つまり、今の収入がどうかではなく、前年1年間にどれぐらいの収入があったかで、今払うべき住民税額が決まるということですね。

 

 

 

 

住民税がかからない収入の基準はいくら?

 

では、住民税がかからない「前年の収入の基準」とはいくらなのでしょうか。

 

一つの目安として、「給与収入が100万円以下」というものがあります。

 

100万円の根拠を言いますね。

 

給与所得者には、給与所得控除額という65万円の控除が認められています。

 

パートであっても給与所得者ですので、65万円の控除があります。

 

そして、住民税(所得割分)の非課税限度額が35万円。

 

なので、給与収入100万円の場合は、65万円の控除があればすでに非課税になる35万円しか残らず、住民税がかからないということになります。

 

 

 

給与収入100万円以下でも住民税がかかるケース

 

 

では、給与収入100万円以下でも住民税がかかるのはなぜでしょうか。

 

それは住民税の「均等割」が関わってきている可能性があります。

 

住民税は、所得に応じて計算される「所得割」と、所得関係なく基本的に払う「均等割」とにわかれていて、両者は住民税がかからない基準が変わっています。

 

以下のパターンの人が存在しています。

 

1.「所得割」も「均等割」も発生しない人

 

2.「所得割」はないが「均等割」が発生する人

 

3.「所得割」も「均等割」も発生する人

 

恐らく、「住民税がかからないと思っていたのにかかってしまった人」は、2のケースに該当するのではないでしょうか。

 

ちなみに、1のケースに完全に該当するのは下記の人です。

 

生活保護法によって生活扶助を受けている人

 

障害者、未成年者、寡婦または寡夫で前年中の所得金額が基準額以下の人

 

 

 

均等割の基準は自治体によって異なる

 

さきほどの1のケースに該当しなくても、均等割の収入基準を下回れば、均等割を払わなくてよくなります。

 

均等割の基準は、自治体によって異なります。

 

合計所得で見ると、35万円、31万5千円、28万円などがあり、ほとんどの自治体がいずれかの基準を採用しています。

 

パート収入で見る場合は、給与所得控除額の65万円を上記の額に足してみると、いくらのパート収入なら均等割がかからないかがわかります。

 

※例 31万5千円の自治体 パート収入96万5千円以下ならかからない

 

ですが、自治体の条例によるため、異なる基準を採用している自治体がいる可能性もあります。

 

また、誰かを扶養に入れているかどうかで金額も異なります。

 

上記基準は、扶養が0人を想定しています。

 

 

 

均等割っていくらかかるの?

 

 

ところで、均等割分の住民税はいくらかかるのでしょうか。

 

均等割の金額は市町民税3,500円、道府県民税1,500円の、合計5,000円を基本としています。

 

これに自治体によって加えられるものがあるので、大体5,000円ぐらいと覚えておきましょう。

 

私が住む自治体の場合は、「森林づくり県民税」というのが加えられ、合計5,400円の均等割です。

 

お住まいの自治体によって額が異なりますが、「お住まいの自治体 均等割額」で検索すれば、すぐに金額が調べられるのではないかと思います。

 

均等割がかからない基準についても、自治体のHPなどを確認する必要があります。

 

 

 

均等割って払わないといけないの?

 

最後に、均等割を払わないといけないのかという疑問ですが、自治体が計算間違いをしているわけではなく、所得割と均等割という2つの計算によって成り立っていると知れば、

 

払わないといけないとおわかりいただけるはず。

 

年間で5,000円であれば月416円ですから、払いましょう。(そういう問題でもありませんが...

 

ただし、均等割分だけの場合は納付書が送られてきた最初の期に一括で払う必要がありますで、ぱぱっと払ってしまいましょう。

 

 

 

最後に

 

均等割という基本料金みたいなものがあって、あとは所得によって金額が変わってくると思っておきましょう。

 

住民税の計算って意外と複雑なんですよね。

 

結局のところ、よくわからない場合は、お住まいの自治体に聞いてみるのが一番。

 

私も、「なぜ」が多いときは普通に電話かけてきいてしまいますが、けっこう丁寧に教えてくれます。

 

最近は税金をシュミレーションして計算してくれるサイトなども公開されているので、そういった便利ツールなどを利用して確認するのも一つですね。

 

というわけで、「前年のパート収入が少ないのに住民税がかかってるのはナゼ?払わないとだめ?」でした。


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