給与担当が教えるお金のエトセトラ

勤務先の給与の仕組みを理解する

突然ですが、自分のお給料、どのような仕組みで計算されているか知っていますか?

 

振り込み日ぐらいはさすがに知っている人がほとんどかと思います。しかし、今月の給与がいつからいつの分か、何の手当がでているのか、を知らない人って、意外といます。

 

自分のお給料の仕組みぐらいは知っておかないと、トラブルの原因になります。

 

今回は、私が給与担当をしていて実際にあった「自分の給与の仕組みを知らないことで起きた勘違いをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

固定給と変動給の支払月が異なる

 

私の会社は以下のような給与形態でした。

 

固定給・・・当月払い
変動給・・・翌月払い※変動給とは残業代や夜勤手当など、毎月実績によって異なる給与のことです。

 

例えば、4月に就職した新人Aさんは、就職したその月(4月)でにお給料がもらえます。基本給などの固定部分です。

 

そして、4月に残業をしていた場合、5月の給与では5月の固定給と4月の変動給(残業代)がもらえるという仕組みです。

 

 

退職時に大きな勘違い

 

月日が流れてAさんは10年後の3月で退職することになりました。残っていた有休もすべて消化してやめたため、最後の3月はすべて有休日にあてて実際に出勤することはありませんでした。

 

さて、4月になり最後の給料が振り込まれているのを確認しようと思ったAさんは銀行口座を見てびっくり。給与が入っていないではありませんか。

 

すぐに会社の総務課に怒りの連絡を入れることにしました。

 

・・・なんてケースです。

 

 

給与形態は会社によって異なることを理解しよう

 

どういうことかお分かりでしょうか?

 

そうです、Aさんの最後の4月の給料は0円です。なぜならAさんは4月はすでに退職しているため固定給が発生していません。

 

さらに3月はすべて有休消化をしているため残業も当然しておらず変動給もなかったからです。

 

Aさんはなぜ4月給与も当然あると勘違いしていたのでしょう。

 

おそらくは固定部分も含めて当月締めの翌月払いの会社が多くあるからでしょう。そういう給与形態の会社は、就職した最初の月は給与がでないため入社月の生活が苦しいですよね。

 

しかしAさんは入社して最初の月にすぐ給料がもらえて生活は安泰だったはず。

 

自分が就職してすぐに給料がもらえていたことはすっかり忘れて、自分の都合の良いように締め支払日がAさんの中で変わっていたのですね。

 

 

自分のために給与形態を理解しよう

 

給与担当としては、就職時に給与形態の説明はします。退職が決まった時点でも行います。

 

ところが、それでも納得できずに退職後に連絡をしてくる人がいるのです。説明時、あまり聞いていないか理解していないかどちらかなのでしょう。

 

これはかなり恥ずかしいです。恥ずかしいだけでなく、退職後の当面の生活設計が想定と異なってしまいます。下手すると、生活できなくなってしまいますよ。

 

多少複雑な給与形態であってもよく理解し、理解できなければ在職している時点で教えてもらうようにしましょうね。

 

誰の給料でもない、あなたの給料のことなのですから。

 

 

 


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