社会保険労務士資格取得の費用はいくら?通学やテキスト代だけじゃない!

社会保険労務士資格取得の費用はいくら?通学やテキスト代だけじゃない!

 
※この記事は2017/6/11に執筆しています。

 

社会保険労務士受験をお考えの方は、全部で一体いくらかかるのか把握してから挑戦しましょう。

 

通学費やテキスト代以外にもさまざまなお金がかかりますから、想像以上の出費で続けることができなくなる場合もありますよ。

 

筆者の経験上、何にいくらかかることになるのか紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

通学代・テキストなどメインの基本料

 

まずは基本料金から。

 

勉強するにあたって軸となる通学代やDVD講座などの受講料はいくらぐらいかかるのでしょうか。

 

社労士は法改正が頻繁に行われますので、古いテキストや講座内容を流用することは難しいです。

 

基本料金×受験年数が必要だと思っておいてください。

 

通学は20〜25万円が相場

 

社会人学校などに平日の夜や週末に通う場合の相場は200,000〜250,000円。

 

以下、社労士受験で知名度が高い学校の通学基本料金です。※コースがいろいろあるので、各校の基本となるコース例です。

 

【通学料金例】

 

大原 入門完全合格コース 210,000円

 

TAC 総合本科生Basic 211,000円

 

iDE社労塾 通学総合コース 251,000円

 

 

 

DVD講座は16〜23万円が相場

 

決まった時間に通学するのは難しいという場合、好きな時間にDVDなどで受講できるタイプもあります。

 

通学のように講師に質問できないという点で安いと思いきや、意外と通学と大きく変わりません。

 

相場は160,000円〜230,000円。

 

 

【DVD講座料金例】

 

大原DVD講座 230,000円 Web講座 204,000円

 

TAC DVD講座 231,000円  Web通信講座 211,000円

 

iDE社労塾 ビデオ通学 162,000円

 

通信は10万円が目安

 

通信の魅力は低価格と自分のペースで勉強できるところですが、他の受験仲間から実際に聞いた話によると、通信だけで合格するのは簡単ではありません。

 

通信を何年かやってだめだったから結局通学に切り替えて合格したという人もいます。

 

通信は自己管理能力が高い人に向いていると言えるでしょう。

 

通信の基本料金は100,000円が一つの目安。

 

通学に比べると半額程度の低価格がメリットですが、なかなか合格できず受験が長引いたときには必ずしもお得になるわけではないことは覚えておきましょう。

 

【通信講座料金例】

 

ユーキャン 79,000円

 

フォーサイト CD+DVDコース162,600円(キャンペーン適用時98,000円)

 

再受験割引は5〜30%割引き

 

2年目以降受験や同じ学校で他の講座を受講しているなど条件に該当すると、5〜30%程度の割合で基本料金が割り引かれます。

 

社労士受験生の多くが再受験組なので、これがないと何年も挑戦するのは難しいでしょうね。

 

社労士は1年で合格できない人の方が圧倒的に多いので、学校などを選ぶ際は再受験割引がどのぐらいかも確認してみてください。

 

 

 

テキストのみで独学で行う

 

通学も通信も使わず、市販のテキストのみで学習するという強者も中にはいます。

 

書店の資格コーナーには社労士のテキストや問題集がいろいろありますので、それを使う方法です。

 

テキストは1つの科目につき1,000〜3,000円。

 

問題集も大体それぐらい。

 

社労士受験はおおまかに7科目あるので(細かくはもっとあります)、テキスト、問題集それぞれ7冊ずつ購入すると14,000〜42,000円ですね。

 

ただ、合格率一けたの試験を独学で合格するのは相当に難しいと思っておいてください。

 

できるとしても、各科目一種類のテキスト&問題集ではすべてを網羅できない可能性が大きいので、テキスト代はもっと必要になります。

 

ちなみに私は独学で合格した人を一人だけ知っていますが、東大出身者でした。

 

社労士は勉強量がものをいうので、学歴はなくても十分合格できますが、東大レベルになると次元が違う話なのでしょう。

 

 

 

 

模擬試験受験代 

 

 

ここからは、受講料以外でかかるお金について。

 

試験本番が近づいてくると、各資格の学校などで模擬試験が行われます。

 

通学の場合、その学校の模擬試験費用はすでに払った基本料金に含まれていますが、自分が通う以外の学校で模試を受けることがあります。

 

なぜなら、学校によって模試の難易度や傾向が異なるため、さまざまなタイプに対応できるよう、他の模試を受ける必要があるからです。

 

難易度や傾向は本当に全然違っていて、比較的王道問題が多い大原では択一式60点以上の高得点を取る人でも、変化球問題が多いTACの模試では40点代ということ普通にあります。

 

実際の試験は王道も変化球もでるので、どちらの模試がより本番に近いとは言えないのですが、特に勉強が進んでいて本番でしっかり勝負できそうな人は、大抵複数の学校の模試を受験します。

 

中間模試と公開模試の受験代は以下のようになっています。※2017年6月現在調査時点

 

 

大原 

 

中間模試 1回2,000円 

 

公開模試 1回2,000円 

 

公開模試2本セット 3,000円 

 

中間模試・公開模試2本セット 5,000円

 

TAC

 

中間模試 1回4,600円 

 

公開模試 1回3,600円 

 

中間・公開セット5,600円

 

 

 

 

交通費

 

 

意外と忘れがちなのが交通費です。

 

学校に通う場合、交通費がかかりますから、通勤定期などで通える範囲なのか、車通学の場合も遠すぎない場所なのかは考えてみてもいいでしょう。

 

学校自体に無料の駐車料がない場合、ガソリン代プラス駐車料代も自腹で払うことになります。

 

交通費は通学でけではありません。例えば先ほどご紹介した模試受験

 

東京などの都会にお住まいの方は試験会場が住居地から近いでしょうが、地方在住の場合は地元に試験会場がないことがあります。

 

地方で小さな会場があることもあるのですが、都会で行われるメイン会場にわざわざ行った方がいいことも。

 

理由は、本番と同じ環境下で受験できるからです。

 

本試験の会場は大会場で行われ、たくさんの受験生がいる教室で緊張感ある雰囲気で行います。

 

そのため、地方の小さな会場で模試を受けたり自宅受験をするより、本試験対策になるのです。

 

模試会場までの交通費は往復で数千円かかることがあり、それを中間・公開模試で2回行うとあっという間に1万円です。

 

もちろん、本試験の交通費もあります。

 

試験日は朝早くから1日かかりの試験なので、受験地に前乗りしてホテルなどに泊まる人もいます。

 

私は寝る環境を変えたくなかったので自宅から向かいましたが、受験仲間の中には前乗りする人もけっこういました。

 

年1回とはいえ、交通費と宿泊費で軽く1万は超えますね。

 

 

 

 

 

本講座以外に追加講座を受けることも

 

基本講座以外に、各学校ではさまざまな対策講座があります。

 

例えば大原の場合「直前対策パック」として本講座とは別に法改正のまとめや択一・選択式演習などを設けています。

 

参加しても参加しなくてもいいのですが、よほど自信がある受験生でない限り直前対策を受ける人が多いです。

 

(というか、社労士試験はいくら勉強しても落ちることがあるので、絶対に受かる自信があるという人はほぼ皆無です。)

 

基本講座で学んでいる人が追加で受講するだけでなく、独学で勉強している人などは直前講座だけピンポイントで受講したりして、受講内容によって6,000円〜25,000円ぐらいのお金が必要になります。

 

 

 

 

 

通学しているのに他のDVDを追加する人も

 

これは2年目以降の再受験組に多い傾向ですが、同じ学校に通っていると「もうこの先生から新しく教えてもらえることはない」と思うことがあります。

 

特に何年受験しても合格できない場合は、違う視点から教えてもらいたいと思うのですね。

 

そうすると、学校自体を変えるという選択肢がありますが、仲間たちと離れることになり情報収集面や精神面での支えがいなくなります。

 

ですから、これまで通り学校は通いつつ、他の学校や先生のDVDを個人的に購入して学習するという人がでてきます。

 

大原の受験生から特に人気が高かったのは「iDE社労士塾」という、社労士専門の塾です。

 

社労士受験生の中では有名というか、社労士講師にとってもカリスマ的な存在で、私も一度、受験仲間が井出先生の授業DVDを見せてくれたことがあるのですが、めちゃくちゃわかりやすくて本当にすごい先生です。

 

私が通っていた学校の先生も井出先生の授業を研究していると言っていました。

 

で、iDE塾は通学以外にもビデオ講座などを販売しているのですが、そういうのを購入して、今通っている学校の補足として利用する人がいます。

 

科目ごとで5,000〜20,000円ぐらいかかるので、全部そろえようとすると普通に10〜20万ぐらいかかってしまいます。

 

注意 iDE社労士塾は受験1年目の人には向いていません。基本はすべて理解していることが前提の高レベルの塾なので、再受験組でないと恐らくついていけないと思います。

 

 

 

 

資格取得のために社労士六法は必要?

 

 

社労士が扱う法律条文が載っている辞書のようなものである「社会保険労務六法」というものがあります。

 

価格はものによりますが5,000〜8,000円ぐらい。

 

条文は社労士受験で大事なポイントですから、もちろん丸暗記できる能力があれば大いに役立つでしょう。

 

これを通学講座などでも販売してくれるケースがあり、多くの受験生が買います。

 

なぜなら「これを買わなかったから不合格になったと思いたくない」から。

 

つまり、やれることは何でもやっておきたいというほどに、受験生たちは不安でいっぱいなのです。

 

ですが、はっきり言って私はこれは買わなくていいと思います。

 

私も不安だったので買いました。が、ほとんど読むことなく合格できました。

 

というか、学校のテキストや問題集をやっていて、先生の授業を一生懸命聞いていると、大事な条文は網羅されているし、それ以外のところを抑えるより、「絶対に落としてはいけないところはパーフェクトに仕上げる」のが合格の鉄則だからです。

 

社労士六法など読む時間があるなら、すでにやった問題集やテキストを繰り返す方がよほど合格に近道。

 

私が唯一お金の無駄だったと思ったのは社労士六法の購入費だったので、あまりおすすめしません。

 

社労士六法自体の質を言っているのではなく、受験合格にかけるべき時間の割合のことを言っているのだとご理解いただければと思います。

 

 

 

 

受験料

 

社労士の受験料は9,000円です。

 

資格の受験料って本当にいろいろで、私もいろいろな資格や検定を受けてきて思ったのですが、社労士は比較的良心的だと思います。

 

例えばFPの受験料は3級6,000円、2級は8,700円。

 

トータルで社労士受験料を上回るわけですが、難易度や評価の高さは社労士が圧倒的に上です。

 

他にも、趣味系の検定試験などで、ほとんど何の評価もされないような試験で社労士受験料より高いものもたくさんあります。

 

なので、頑張って取得できればお得な試験だと思いますよ。

 

 

 

 

他にもかかる社労士取得関連費用

 

この他にも、資格取得はさまざまな関連費用がかさみます。

 

例えば受験仲間で勉強会を開く、試験終了後のお疲れさま会などの付き合いもあります。

 

お金を使いたくないなら行かなければいいのですが、社労士として独立したい人などは付き合いは重要になるでしょう。

 

他にも、受験生になると、いろいろな情報網から「この本がいいらしいよ。」などと聞くので、ついつい欲しくなっちゃうんですよね。

 

個人的には、一つの講座に集中し、わき目もふらず先生を信じてついていくことをおすすめしますが。

 

 

あとは試験日の昼食代やら、眠気予防のガムや清涼菓子やらもろもろ。

 

合格後にもお金がかかります。

 

資格取得者が必ず受ける実務研修や、社労士登録費用など。

 

これに関してはまた別の機会に詳しくお話しますね。

 

 

 

結局いくらかかるの?

 

通学期間1年(週2回授業)で、一発合格したと仮定すると、割とシンプルにお金をかけない例でこのぐらい。

 

通学基本料 210,000円

 

模試受験2回 5,000円

 

交通費 50,000円(年トータル約100回授業参加分で1回300円だと仮定、模試2回、本試験など)

 

受験料 9,000円

 

合計 274,000円

 

30万円はないと難しいですね。

 

通信でもDVDでも独学でも、結局追加追加でいろいろ買っていくので、大体似たようなものだと思います。

 

これが何年も合格できないと、トータルで100万円以上使うこともザラにあります。

 

最終的に合格でき、さらに仕事に活かすことができればいいのですが、合格できずに終わってしまうことも。

 

私の知人は10年挑戦したので、「100万なんてくだらない、一体いくらかけたのかもはやわからない。」と言っていました。

 

 

 

まとめ:社労士資格取得にお金をかけないコツは?

 

いかがでしたか?

 

社労士受験は基本料金以外にもいろいろとお金がかかるので、数年かかることも想定しておくことも大切です。

 

社労士資格をどうしても取りたいという場合、節約云々は関係ないという方も多いとは思いますが...。

 

私が受験経験者としてお金をかけないコツをあげるとしたら、

 

短期決戦を目指して最初から通学に絞る

 

先生をひたすら信じてついていく

 

いろいろな教材に手を出すのではなく同じテキストと問題集の反復をする

 

学校は遊びに行く場所ではないから勉強に関連しない付き合いはしない

 

といったことでしょうか。

 

社労士受験を検討している方は参考にしてみてください。

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