栄養士の年収や独立可能性は?女性人気が高い食のプロのお金事情に迫る!

栄養士の年収や独立可能性は?女性人気が高い食のプロのお金事情に迫る!


※この記事は2017/7/16に執筆しました。

 

求人業界と医療機関での勤務経験があることから、各職種の給与・待遇を耳にする機会が多い管理人。

 

その中でも今回は、栄養士という資格について紹介していきます。

 

特に年収や仕事事情などお金にまつわることについて、求人業界、給与担当としての経験を踏まえてお伝えしていきますね。

 

 

 

 

 

 

栄養士の年収ってどうなの?

 

医療機関には多くの栄養士、管理栄養士が所属しています。

 

まずは、総合病院の給与担当として栄養士の給与を最初に認識したときの率直な感想を。

 

「意外と少ないのね。」

 

これにつきます。

 

「意外と」というのは、あくまでも個人的なイメージです。

 

こういう「手に職」系の資格については、「資格取得=キャリアの方向性を決める」という意味が強いですよね。

 

学生時代を栄養の勉強に捧げてきたにも関わらず「この程度の給与?」と思ってしまったわけです。

 

もちろん、仕事は給与がすべてではありませんから、取得する意味がないということではありません。

 

「せっかく頑張って栄養士資格取っただろうに、もっと給与あげてもいいのでは?」

 

と思ったということです。

 

「少ない」がどれくらい少ないかというと、短大卒栄養士で18万円前後、大卒栄養士で20万前後という基本給です。

 

医療機関はたいてい賞与も昇給もあるので、年収だと270〜400万円ほどになります。

 

小規模施設や給食会社などだと年収がもう少し低いケースもあります。

 

 

 

栄養士と管理栄養士の年収に違いはあるの?

 

 

「意外と少ない。」という感想は、栄養士の上級資格である管理栄養士であっても同じでした。

 

というより、私がいた医療機関では管理栄養士は珍しくもなんともなく、半分近くは管理栄養士だったはず。

 

栄養士も管理栄養士も同じ俸給表を使うため、基本給に違いはなく、資格手当の部分で多少の差がありました。

 

確かに管理栄養士の方が栄養士より年収は高いですが、その違いはごくわずか。

 

管理栄養士の方がすごく年収が高いということはありません。

 

では、管理栄養士を取る意味がないのかというと、決してそんなことはありません。

 

というのも、医療機関や企業では管理栄養士資格を応募条件に掲げているところも多く、栄養士資格だけでは就職、転職先の選択肢が狭まってしまうからです。

 

より多くの求人の中から選ぶ方が、年収に恵まれる可能性はあるでしょう。

 

仕事の幅を広げるという意味でも管理栄養士は価値ある資格です。

 

 

 

 

医療、福祉、教育業界で働く栄養士のお金事情

 

栄養士の働く場所はさまざまなで、病院、介護施設、老人ホームなどの医療・福祉業界がもっとも多いです。

 

小学校や保育園の給食を担当する教育業界でも一定のニーズがありますね。

 

これらは社会貢献性という点においてはやりがいがある働き場所だと思いますが、栄養士資格を活かして大きく稼ぐことは難しいでしょう。

 

病院では栄養士などの技術職より、医師や看護師などの医療職の給与を保つことが一番の課題ですから、大きく給与が上がることはありません。

 

福祉業界は業界全体として低賃金が問題になっていますから、なおさら高い給与は見込めないでしょう。

 

教育業界は昼食のみなのでワークライフバランスが整いやすいですが、食育に深く携わるには「栄養教諭」の免許も必要になるためハードルが上がります。

 

栄養士資格のみだと調理補助的な感じになってしまうことも多く、せっかくの栄養知識が活かせないと感じる人もいるようです。

 

医療、福祉、教育業界では、大きく稼ぐよりは、自立して生活していけるレベルの年収を目指すことになります。

 

年収相場は250〜400万円が目安です。

 

高収入が期待できない代わりに、業界の安定性があります。

 

 

 

一般企業なら年収大幅アップも期待?

 

 

栄養士の中には一般企業の商品開発などに携わる人もいます。

 

一般企業の場合は、その企業によって給与相場が大きく異なるため、かなり年収が上がる可能性もでてきます。

 

特に大企業の商品開発であれば福利厚生にも期待大。

 

ただし、競争率は高めで、栄養士として採用されるには枠数がかなり限定されます。

 

大企業は新卒採用がメインなので、転職なら優良中小狙いが現実的です。

 

転職サイトなどを見ると、商品開発部で栄養士資格募集をたまに見かけますから、チャレンジしてもいいですね。

 

医療福祉や教育業界に比べると、制限が少なく自由な視点で栄養士の知識を活かせるでしょう。

 

医療福祉業界で働く栄養士さんには、「所詮わたしたちって調理補助の仕事だよね。」と言う人もけっこう多いので、その意味では「栄養士らしい」仕事ができるかもしれませんね。

 

一般企業の栄養士の年収は400万円以上に期待ができます。

 

 

 

人気のスポーツ栄養士は年収が高いわけではない

 

栄養士の花形といえばスポーツ栄養士。

 

最近は専門コースに人気が集中するなど、目指す人も多いようです。

 

スポーツ団体や施設に所属する、もしくはフリーでアスリートの専属の栄養指導をおこなうなど、確かにかっこいいイメージがある仕事ですね。

 

ただし、管理栄養士資格を取得したうえで、さらに専門知識を身につける必要があるため、スポーツ栄養士になるには時間とお金、労力がかかります。

 

しかも、年収が高いわけではありません

 

一流アスリートともなれば栄養面だけでなくさまざまなトレーナーを雇う必要があり、人件費に膨大なお金がかかります。

 

スポンサーや広告収入が期待できるのはごく一部の人気、実力ともに兼ね備えたアスリートだけなので、栄養士自身に大きな給与を与えることはできません。

 

年収相場は250〜400万ほど。お金よりもやりがい重視のお仕事ですね。

 

 

 

 

リスクは大きいが可能性は無限に広がる独立

 

 

栄養士は独立、フリーランスという可能性もあります。

 

一般企業や自治体の保健センターなどに営業をかけて栄養指導や講演などの仕事をもらうほか、

 

最近は栄養士の方が美容・ダイエットレシピを考えてブログで公開し、それが本になったりテレビ出演につなげたりしています。

 

個人の方相手にダイエット、栄養指導をおこなうなど「パーソナルトレーナー」として活動する人も。

 

本来、独立は営業力や企画力がかなり問われる部分が大きいのですが、近年はSNSの普及もあり、チャレンジしやすい環境が整ってきています。

 

人気の栄養士さんであればブログへのアクセスから広告収入だけで稼げる可能性もあるでしょう。

 

ただ、安定した正社員の身分ではないためリスクは伴いますし、経費や税金の管理などすべて自分でおこなうため大変な面も。

 

結婚していて配偶者の収入で食べていけるなど、それなりに余裕があるならじっくり取り組んでいけるのではないでしょうか。

 

年収幅は下にも上にも無限大です。

 

 

 

まとめ:栄養士は専門職の中では年収低め

 

 

求人業界での勤務や栄養士の給与を担当してきた経験から言えることは、栄養士は専門職の割には年収に恵まれた職業ではないということです。

 

専門学校や大学でみっちり学ぶにも関わらず、医師や薬剤師、看護師のような高収入は期待できません。

 

ただ、この世に食べ物がある限り、その知識は必ず活かせますから、仕事がないということもなく、工夫次第では年収をアップさせる可能性もあります。

 

個人的には、医療、福祉などの安定した業界で働きながら、自由なレシピや栄養知識ををブログ、SNSなどで発信していき、プラスの収入につなげていく方法がいいのかなと勝手に思っています。

 

以上、「栄養士の年収や独立可能性は?女性人気が高い食のプロのお金事情に迫る!」でした。

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