お金持ち職業の筆頭なのに医者が貯金体質になれない理由とは

医者はお金持ち職業の筆頭なのに貯金体質になれない理由とは?

 

 

お金持ちの職業と言えばの質問に必ず上位にあがる医者。

 

医者は給料高くていいよねーなんて思う人もいるかもしれませんね。

 

確かに収入は高そうですが、実は医者は貯金がしにくい職業ってご存じですか?

 

大病院で多くの医者の給与処理をしてきた管理人の観点から、医者が貯金体質になれない理由を解説していきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

医者の収入は本当に高いのか?

 

世の中には、医者=お金持ちというイメージが少なからずあると思います。

 

イメージ通り、統計データなどでも、職業別に年収を見てみると医者は確かに上位にランクインしています。

 

でも、はっきり言ってそうでもない!と、私は思います。

 

一言で言うと「ピンキリである」で片付いてしまうのですが、具体的には医者の収入ってどうなんでしょうか?

 

 

 

経験年数や診療科によっても全然違う

 

 

当たり前と言えば当たり前なのですが、どの職業でも新人よりベテランの方が収入は高いですよね。

 

それは医者であっても、同じです。

 

経験年数によってその収入には大きな差があります。

 

また、診療科によっても差があります。

 

医者とひとくくりに言っても、内科も外科も全部任せて!というわけにはいきませんから、各診療科にそれぞれ専門の医師がいるわけです。

 

では、扱う責任の大きさによって年収が異なるの?というと必ずしもそうとは言えません。

 

例えば命の最前線とも言える救急科の医師が一番年収がいいというわけでもなく、(高い人ももちろんいます。)

 

在宅医療など、高齢者向けの診療機会が多い診療科の方が高かったりもします。

 

 

時代や地域のニーズにあった医者が求められているってことなのでしょうかね。とにかく、「医者」と、ひとくくりにまとめてお金持ちと決めつけるのは、かわいそうな気がします。


 

 

 

開業医と勤務医によっても全然違う

 

開業医の方が儲かるって話を聞いたことはありませんか?

 

地域の人口が少なかったり、よほどの悪評でもたたない限りは、基本的には開業医の方が年収は高いと言えます。

 

データとしては開業医の年収平均は勤務医の1.7倍というものがあります。(厚労省 医療経済実態調査報告 H21.6実施より) 参照元:厚労省HP

 

病院に長く勤めているベテラン職員さんに話を聞いても、「開業医の方がずっと儲かる」と言っていましたよ。

 

勤務医として経験を積んだベテラン医師が、病院を退職して開業するというのはよくありまして、

 

その病院で人気がでた医師なんかは、病院の近所に開業して馴染みの患者さんを引き連れていくんですよね。

 

病院側に経営を邪魔されると思うかもしれませんが、今は医療の地域連携が大切な時代なので、

 

総合病院としてはまずは開業医で診察してもらい、何かあれば紹介状を持って総合病院へ来てもらいたいという意図があります。

 

 

もちつもたれつ、的な感じですかね。まぁ、実力がないと難しいのかもしれませんが。

 

 

 

医者は割にあわない仕事?

 

病院の給与担当としての個人的意見は、「勤務医の給料って、大変さの割に少ない」ということでした。

 

300人以上の医師が在籍している病院の中で、年末調整の対象とならない年収2,000万円超の医師は、
20人もいなかったと記憶しています。(0.6%ぐらい)

 

もちろん2,000万円は高収入ですが、他人の命を扱う責任、夜勤、時間的自由のなさなどを考えると、決して高いとは言えない気がします。

 

実際に大多数の医師は2,000万円どころか、1,000万円にも満たないのですから...。

 

みなさんはどう思われますか?

 

 

 

 

勤務医の場合、退職金が少なくなる!?

 

 

長く名物医師として同じ病院で活躍される医師もいますが、医師には医局人事というものがあります。

 

医局に所属している医師の場合、数年で違う病院に移らざるを得ない場合があります。

 

そうなると転勤・引越しが多いという問題もあるのですが、収入的には退職金が少なくなるということになります。

 

病院が変わる場合、当然給料の支払元が変わりますので、退職金の勤続年数もリセットされてしまうんですね。

 

たまたま異動先の病院が同じ退職金共済などに加入していれば勤続年数の持ち運びができますが、そううまくいく場合は少ないです。

 

しかも退職金の計算方法として例えば基本賃金×掛け率だった場合、

 

この基本賃金部分には上限が定められていることが多いので、医師の退職金って想像以上に少なくなるんですよね。

 

私は総合病院で退職金の担当もしていましたが、よっぽどベテラン薬剤師の方が高かったりもしましたよ。
(あくまでも退職金ですが。)

 

※関連記事

退職日が1日違うだけで数十万得になる?退職日とお金の関係について 

 

 

 

 

収入は高くてもでていくものが多い

 

 

医者は確かに他の職業に比べて高収入です。(割に合っているかは別として

 

しかし、出費が多い傾向にあるので、高収入でも貯金ができにくいんです。

 

どんな出費があるのでしょうか?

 

 

慶弔費用が他の職業に比べて高い

 

医者の慶弔費用は他の職業より高い傾向にあるそうです。

 

理由はわかりませんので推測ですが、職業柄人の死の機会と多く接する仕事なので弔事はわかる気がします。

 

一方慶事の場合、若い看護師さんが多いなど多数の病院関係者とのつながり、医者という立場上出し惜しむわけにもいかないという世間体、親も医者でその付き合いも多いなど...でしょうか。

 

とにかく人のためにお金を使う機会が多いってことです。

 

 

 

 

子供の教育費が高い

 

自分が医者で子供も医者にしたいというケースは多いのですが、これによって教育費が平均的に高くなります。

 

大学の医学部に通う必要がありますが、私立でしたら数千万単位のお金が必要ですし、国公立を狙うにしても学力は当然必要なので、塾とか予備校代などもかかることになります。

 

一般のご家庭でも教育熱心であればかかるのかもしれませんが、割合で言ったらやっぱり一般のご家庭よりも教育費はかかってきますよね。

 

参考までに、お子様を医学部に入れたい親御さんは以下のサイトで詳しく教育費のことが書かれていました。

 

参照元:医師の為のキャリアマガジン【エピロギ】
http://epilogi.dr-10.com/ 

 

 

 

 

高級外車に乗る傾向がある

 

これは、「乗らなきゃいいじゃん」って話になってしまうのかもしれませんが、推測するに、「医者」って名がつくのに国産の安い車に乗るわけにはいかない的な、プライドもあるのかもしれませんね。

 

世間からは医者=金持ちって見られますから

 

あとは普段緊張感のある現場で日々忙殺されていて車ぐらいしか楽しみがない、なども理由としては考えられます。

 

私が勤務していた病院の医師たちもも割と高級外車に乗っていましたよ。

 

 

 

どうせ医者でしょ?と思われる

 

医者=金持ちの数式が世間では一般的のため、ことあるごとに支払いをする機会は多いのではないのかと考えられます。

 

例えば一般のサラリーマンが支払いをしてくれたときは遠慮の気持ちが生まれても、相手が医者だったら「お医者さんだから大丈夫だよね!」と少なからず遠慮の気持ちが低くなると思いませんか?

 

女性の方、医者なのにワリカンだったら引きませんか?って話です。

 

この、「どうせ医者でしょ?」のプレッシャーのせいで、医者は支払い機会が多いと考えられます。

 

 

給料だけを見ると一般のサラリーマンの方がよっぽど稼いでいるケースだってあるんですけどね...。

 

何だかやっぱりお医者さんがかわいそうに思えてきました。


 

 

最後に

 

いかがでしたか?

 

医者は一般の人が想像しているよりは収入が少なく、想像以上に出費の機会が多い、貯金しにくい職業なのかもしれません。

 

お医者さんとしては「勘弁してよ」状態なのかも...。

 

よっぽど一般のサラリーマンの方が、貯金体質になれる可能性があるのかもしれませんね。

 

以上「医者がお金持ち職業の筆頭なのに貯金体質になれない理由」でした!

 

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