やさしい社会保険の話

残業代は正しく計算されている?覚えておきたい端数の計算方法

 

 

 

今回は、給与計算のお話なのですが、皆さん残業代の計算方法は把握されていますか?

 

割増賃金の計算ぐらいはできるよという方でも、意外と「端数」については何が正しいのか分からないという方がいます。

 

頑張って残業したつもりなのに残業代が少ない気がする...そう感じたらタイムカードと給与明細で確認することが大切です。

 

もしかすると、会社の事務員が勘違いして計算している可能性もありますよ。

 

 

 

 

 

 

残業時間が毎日切り捨てられている?

 

例えば、1日2時間25分の残業をした場合に、その日の残業時間が2時間として計算されていないでしょうか?

 

25分はどこにいっちゃったの...?と疑問に思って事務員に聞いてみると「うちの会社の計算は30分単位なんですよ!」と堂々と言われてしまうことがあります。

 

給与計算をしている事務員がそう言うなら間違いないと、「そういうもの」だと思ってしまうのはちょっと待ってください。

 

残業時間は、原則として1分単位で計算するものとされているんですよ。

 

 

 

 

端数についての例外はあるが月単位

 

 

ただ、何にでも例外はつきもので、「月の合計」の残業時間に端数がでた場合、30分未満は切り捨て、30分以上は切り上げするということは認められています。

 

日々の端数は積み重ねて計算しなくてはいけないけれど、月の合計に関しては給与計算も大変だし認めてもいいよ、というようなことです。

 

先ほどの例だと、1日の25分を切り捨てるのはだめだけれど、月の合計で25分の端数がでた場合は仕方がないね、ということです。

 

 

 

 

「月の端数は全部切り捨て」はだめ

 

ただし、30分未満を切り捨てて、30分以上を0.5時間として計算することは認められていません。

 

例えば、25分を0時間として計算し、43分を0.5時間として計算するのはNGだということです。

 

どちらも切り捨て行為が発生していて、どう転んでも労働者に不利なのが分かると思います。

 

この場合は43分を1時間として計算するならOKです。

 

つまり、30分未満を切り捨てるなら、30分以上は切り上げるってことです。「計算は全部切り捨て」はだめなんですね。

 

だって、給与計算が大変なんだから端数処理をするんだよね、事業者が得するためじゃないよね?ってことを言いたいのだと勝手に思っています。

 

 

 

 

細かい節約をするよりも収入につながる

 

 

残業代は労働の対価ですから、きっちりともらえるものはもらっておきましょう。

 

毎日10円単位の細かい節約を考えるよりも、ずっと効果があります。

 

事務員の人が勘違いしている場合もありますから、教えてあげるだけですぐに改善される場合もあります。

 

言っても直らない場合には、労基署に言えば指導してくれますし、最終的に未払い賃金として請求もできます。

 

仕事がやりにくくなるかも...などと思って我慢するかどうかはあなた次第です。

 

そもそも違法なことを分かっていて続けている会社にいつまでもいるのかどうか、ということも考えるタイミングかもしれませんね。

 

 

 

 

給与明細はちゃんとチェックしよう

 

このサイトでもしつこいぐらいに言っていますが、給与明細はしっかり確認しましょうね。

 

毎月明細を確認することで、本来支払われるべき給与が入ってくることもあります。

 

固定給だから毎月変わらないし...などと言って給与明細の封筒を開けもせず捨ててしまう人が多いのが本当に残念です。

 

明細には基本給だけでなく、税金や社会保険料は今いくらなのか、もらえるはずの手当が振り込まれているかなどなど、大切なお金に関する情報がたくさん載っています。

 

システムで計算する場合でも、データ入力そのものが間違っていることもあって信用しすぎはいけません。

 

資産形成を目指したい、節約して貯金を増やしたい、そう考えているのであれば給与明細のチェックは必須です。

 

自分のお金に関する知識が増えることで、お金を得る機会もどんどん増えていくものなんです!

 

 

 

 

最後に

 

残業代の計算方法として端数処理が正しく行われているか、これは地味に思えるかもしれませんが大事なことです。

 

積もり積もった残業代の端数は意外にも大きな金額になっていることも十分あるのです。

 

ぜひご自身のタイムカードと給与明細を照らし合わせて、正しい計算がされているか確認してみてくださいね。

 

 

 

 

お金の相談はプロに相談するのが一番

 

お金のことって正直難しい、そう感じたらプロに無料で相談してみましょう。これまで当たり前だと思って払って費用をぐんと抑えることができますよ。

 

 

 


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