やさしい社会保険の話

子供がいて離婚が決まったら真っ先にするべきこと

 

 

※この記事は2017/6/1に加筆・修正しています。

 

今や離婚は珍しくない時代です。

 

お子さんがいて離婚というケースもよくあることではあります。

 

もしあなたがお子さんの親権を獲得し、元旦那と極力距離を置きたいと思うのであれば、離婚が決まったらすぐにやってほしいことがあります。

 

もちろん、やらなければいけないことは山ほどありますが、今回は、社会保険の目線から解説させていただきますね。

 

 

 

 

 

 

 

離婚が成立したからと言って扶養は勝手には移らない

 

もしお子さんの扶養を以前から自分の扶養に入れていたというのであれば、社会保険の扶養に関しては何の問題もありません。

 

ご自身の氏名変更など離婚自体の手続きは必要ですが。

 

しかし、離婚前はお子さんの扶養を旦那の方に入れていたという方は多いと思います。

 

離婚して、お子さんを自分が面倒を見ていくという覚悟があるのであれば、お子さんの扶養を旦那さんから自分に移す必要があります。

 

このときに注意したいのは、離婚が成立したからと言って、社会保険の扶養は勝手には移らないということです

 

離婚して自分が親権を取得したから、自動的に旦那の扶養を外れて自分の方に入れられるというわけではないのです。

 

なぜなら、夫婦は離婚してもお子さんが旦那の子供であることは変わらないため、親権が妻だろうと一緒に住んでいなくても、旦那の扶養に引き続きはいることは可能だからです。

 

これを知らずにいると、どんなことが起きるのでしょうか?

 

 

 

 

 

旦那が手続きをしてくれない場合がある

 

 

今後お子さんの扶養を妻の方に入れるのであれば、まずは旦那が自分の健康保険組合等にお子さんの健康保険証を返却し、扶養を外す手続きを取らなくてはいけません。

 

これをしてくれない限り、いくら妻側が自分の健康保険組合等に子供の扶養の申請をしても、入れることはできません。

 

二重になってしまいますからね。

 

しかし、旦那側がなかなか手続きをしないことがあります。

 

その理由としては「離婚したことを会社にばれるのが嫌だ」という場合がけっこう多いです。

 

女性からするとときに不思議に思うぐらい、男性は世間体を気にします。

 

私がこれまで出会った離婚した人たちは、女性は堂々と離婚宣言していましたが、男性はひた隠しにしているような人が多かったです。

 

会社の総務課に手続きに行くということは離婚が会社の人にばれるということですから、それを嫌がる男性側がなかなか扶養を外す手続きをしてくれないというわけです。

 

もっとも、総務課の人間は個人情報の守秘義務がありますから、誰かが離婚したことを誰かにもらすことはありません。

 

ただ、小さい会社だと、うわさ話として広がってしまうこともあるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

下手すると保険証が使えず医療費が10割負担に

 

こうなると、お子さんの扶養は引き続き旦那の方に入っていることになります。

 

もし離婚後も旦那さんと頻繁に連絡を取り合うことも可能な円満離婚の場合は、旦那の扶養にお子さんを入れたままにしておき、保険証だけは妻が持っているという方法でも良いかもしれません。

 

しかし、旦那の顔を見たくもないぐらいになった離婚という場合は、お子さんの扶養をどうしても自分側に入れたいと思うものです。

 

旦那がお子さんの扶養を外す手続きをしてくれる前提で旦那にお子さんの保険証を渡している場合、早急に手続きをしてくれないとお子さんが病気になったときに非常に困ります。

 

私の知っているケースでは、旦那とは連絡を取ることが難しく、結局お子さんが病気になったときに健康保険証を使うことができず医療費が10割負担になってしまったことがあります。

 

 

 

 

 

旦那が手続きをしてくれない場合にこちらからできることは?

 

 

まずはご自身の健康保険に相談してみることになると思いますが、その場合でも健康保険側には強制力はありませんので、できて「勧告」ということになります。

 

前述の10割負担になってしまったケースですと、妻側の健康保険組合が旦那側の健康保険組合に連絡をし、「こちらで扶養に入れたいのですが、そちらで抜いてくれなくて困っています」と、伝えることはしてくれました。

 

また、旦那側の健康保険にも連絡を入れたのですが、「本人に伝えます。」とは言ってくれました。

 

国民健康保険の場合は、市区町村によっても対応が異なりますし、会社の健康保険に加入している場合でも各健康保険組合等によって対応の違いはあります。

 

できても「事実を伝える」ぐらいであって、それでも旦那が手続きしない場合の強制力はありません。

 

この場合は、過激な言い方をすれば、旦那を「脅す」必要があります。(もちろん、法に触れない範囲で)

 

先ほどのケースではお役所の離婚相談窓口に相談した上で、内容証明を送るという形で旦那に扶養を外す手続きを促しました。
 
そのあとすぐに旦那が手続きをしたので、結局、内容証明が効果があったのかもしれません。

 

 

 

 

 

内容証明の用紙入手方法や依頼先

 

内容証明郵便はご自身で作成することが可能です。

 

用紙は文房具店やネットでも手に入れることができ、赤線のものと、黒線のものがあります。

 

どちらも同じ用途ですが、赤線のタイプの方がパッと見て「うわっやばい!早く扶養を外さないと!」と、旦那側に思わせる心理的効果があるようです。

 

書き方は文字数など含めてしっかり決まっていますので、郵便局のHPなどで確認してくださいね。※「内容証明 条件 」などと検索すればでてきます。

 

自分で書くのが大変という場合は、弁護士、行政書士などにお願いすることになりますが、お金がかかります。

 

内容証明自体に強制力はないので、お金をかけたくない場合は、ご自身で調べて書くか、消費者センターに相談するかになります。

 

 

 

 

最後に:離婚の話し合いと同時にお子さんの扶養のことも考えておく

 

結婚生活がうまくいかず、どうしても離婚したいという場合で円満離婚ができないと、「何としても離婚」ということが第一にきてしまって、お子さんの保険証の問題は後回しになってしまうこともあります。

 

うまくいかない場合の話し合いや裁判は本当に大変ですから、無理もない話です。

 

お子さんのためにも離婚したいという場合もあるでしょうから。

 

しかし、やっと離婚が成立したとなってもお子さんの健康保険のことで苦労しないために、離婚後顔を合わせる機会がなくなる前になんとかしておきたいですね。

 

少なくとも、旦那が扶養を外してくれるのを信じ切って待つのではなく、早急に手続きをしてくれるまでは注意が必要だと思います。

 

離婚が決まったらすぐにやってほしいこと、それはお子さんの健康保険の問題を解決するということです。

 

 

 

誰にも言えない悩みはプロに相談しましょう

 

離婚のことってデリケートな問題だから、誰にも言えずに悩んでしまうことって多いですよね。

 

そんなときは専門家に相談するのが一番です。感情的にならずにプロの目線で的確なアドバイスをくれます。

 

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