立ち読みを禁止したコンビニが潰れた話。コンビニ立ち読み問題とお金の関係は?

立ち読みを禁止したコンビニが潰れた話。コンビニ立ち読み問題とお金の関係は?


 ※この記事は2018/7/28に執筆しました。

 

以前の勤務先近くにあったコンビニが、最近潰れました。

 

そのコンビニを愛用していた知人が多かったので話を聞くと、口をそろえて「最近立ち読みが禁止されて嫌な感じだった。」と言っていました。

 

立ち読み禁止が直接影響したかは分かりませんが、その人たちは、立ち読みついでに、かなりお金を落としていたそうです。

 

・コンビニでの立ち読みを許容すべきなのか。

 

・立ち読み禁止が店舗の売上に与える影響はどうなのか。

 

さまざまな場所で議論されています。

 

売上への影響は他のさまざまな要素も関わるため、統計上正確に知ることは難しいかもしれません。

 

コンビニオーナーの立場なのか、客としての立場なのかによっても、主張が異なるでしょう。

 

これについて、お金の問題としていろいろと考えるところがあったので、今回はコンビニで立ち読みを禁止するメリット、デメリットを紹介してみます。

 

 

 

 

 

  

 

コンビニの立ち読みを禁止するメリット

 

コンビニでの立ち読みは禁止すべき。

 

こう考える人も多いようです。

 

それは、立ち読みを禁止することで、以下のようなメリットが考えられるからです。

 

 

立ち読みされて汚くなった本より、ビニールで包まれたきれいな本を買いたい人が買ってくれる

 

立ち読みできないから仕方なく本を買う人が増える

 

長時間立ち読みしている客が減ることで駐車場の回転率が上がり、入店者が増える

 

立ち読みされて汚くなった本を廃棄処分にしなくて済む

 

これらの考えには一理ありますし、実際立ち読みを禁止することでコンビニの売上が上がったケースもあるのでしょう。

 

 

 

 

立ち読み禁止のメリットに対する疑問

 

ただし、すべてのケースに該当するとは言い難い面もあります。

 

立ち読み禁止のメリットについては、以下のように疑問点もあるからです。

 

立ち読みされて汚くなった本より、ビニールで包まれたきれいな本を買いたい人が買ってくれる

 

そもそもビニールで包まれたきれいな本を買いたいなら、コンビニではなく本屋で本を買う人もいるのでは?

 

※少なくともわたしはそうです。

 

立ち読みできないから仕方なく本を買う人が増える

 

そのときは仕方なく買っても、次は立ち読みできる別の店を選ぶ可能性があるのでは?

 

※「仕方なく」という感情が発生している以上、コンビニへの印象は悪くなっています。

 

長時間立ち読みしている客が減ることで駐車場の回転率が上がり、入店者が増える

 

→立ち読み客だけで駐車場が埋まってしまうほどのお店であれば該当するが、そうでないお店であれば逆に客足が減り入りにくくなる可能性もあるのでは?

 

※特にわたしのように地方で暮らしていると、コンビニの駐車場は広めなので、立ち読み客だけで駐車場が埋まることがほぼありません。

 

立ち読みされて汚くなった本を廃棄処分にしなくて済む

 

立ち読み専用の本を作れば、他の本は守られるため、ある程度回避できる問題では?

 

 

 

 

コンビニで立ち読みを禁止するデメリット

 

コンビニで立ち読みを禁止するデメリットもあります。

 

主には、立ち読みをしていた人たちが落とすお金が減ることと、「顧客満足を考えていない」というレッテルを貼られることです。

 

以下は、実際に潰れたコンビニを利用していた人が言っていた内容です。

 

「中身をぱらっと読んでから買おうと思っていたのに、中身が全く読めないので、他のお店で買おうと思った。」

 

「いつも立ち読みついでに何か買っていたのに、立ち読みもさせてくれなくなったから、他の立ち読みできる店に寄るようになった。」

 

「立ち読みすらさせないオーナーはケチで客のことを考えていないから、そんなオーナーの店で何も買いたくないと思った。」

 

 

などでも触れましたが、人は何かをしてくれた人に対し、何かを返したいという心理が働くそうです。(返報性の法則)

 

もちろん、すべての人に当てはまる法則ではありません。

 

しかし、「立ち読みさせてもらったから、何かを買おう」と思う人たちも多いわけですね。

 

 

 

 

 

問題はメリットとデメリットのバランスだが...

 

ここまで紹介したメリット、デメリットは、どちらも言えることなので、どちらが正しくて間違っているというわけではありません。

 

つまり、コンビニで立ち読みを禁止するかどうかは、メリットとデメリットを比較してどちらが大きいのかを、オーナーがどう判断するのかにかかっているでしょう。

 

バランスを考えるなら、立ち読みを許可する代わり、本の廃棄が増えるなどのリスクを減らすために、「立ち読み用です。ご自由にどうぞ!」と、立ち読み専用の本を自腹で買うのも方法です。

 

漫画や雑誌を月に数千円自腹で買っても、客が増えるなら元は取れるのではないでしょうか。

 

もちろん、すべての種類の本を立ち読み許可にすればお金がかかってしまいますので、立ち読み率が高い漫画や雑誌をいくつかピックアップします。

 

「うちは立ち読みも歓迎するよ!でも、他のお客さんのことも忘れてないからね。」という姿勢をアピールします。

 

立ち読みをしていたお客さんが離れにくくなるし、立ち読み客が多いことで起こり得るデメリットも減らすことができます。

 

 

 

 

客はお店の資質を見ている

 

最近のコンビニにひとつ言いたいのは、「客はお店の資質を見ているよ。」ということです。

 

もちろん客にもいろいろな人がいるので、何も考えずに使う人もいます。

 

万引きをする人、トイレを異常に汚す人など、コンビニ側を困らせる人もいるでしょう。

 

しかし、これだけコンビニが乱立する時代では、コンビニ側の資質がクローズアップされても不思議ではありません。

 

AIに支配される世の中になってきた以上、便利さはもはや当たり前なので、今後は接客やオーナーの考え方など、人にしかできない点を評価する人も増えるのではないでしょうか。

 

わたし自身、どのコンビニでも同じように便利に物が買えるし、コンビニはどこにでもあるので、「顧客のことを考えて接客レベルの高い、質のいいコンビニを使いたい」と思っています。

 

ちゃんとした接客ができないなら、人の接客でなくてロボットの方がマシです。

 

そして、「自分の利益だけを考えて何も手放さない人は、結局はお金持ちになれない」とも思っています。

 

コンビニで立ち読みを完全に禁止するのは、「1円分たりとも損したくない!」と商品を抱え込み、客に敵対心を燃やしている姿が想像できてなりません。

 

そういうコンビニが、果たして人の接客を残したまま、生き残れるのかな。

 

そんなふうに思います。

 

 


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