家族葬のメリットや注意点。残された家族のために家族葬を希望するのはアリ!

家族葬のメリットや注意点。残された家族のために家族葬を希望するのはアリ!


 ※この記事は2018/7/22に執筆しました。

 

人は生きているときだけでなく、亡くなった後にもお金がかかります。

 

亡くなった後にかかるお金と言えばお葬式費用が代表例ですね。

 

最近は、お金のかからないお葬式として、家族葬が注目を集めることが多くなっています。

 

わたしの祖父母も、生前から「葬儀にはお金をかけず、家族だけでおこなってほしい」と希望を持っており、実際に亡くなった際には家族葬をおこないました。

 

今回はその経験にもとづき、家族葬のメリットや注意点を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

家族葬とは?

 

家族葬とは、故人が生前ごく親しくしていた人たちだけに限定し、小規模におこなわれる葬儀です。

 

小規模とは、一般的には10〜20人くらい、多くても30人くらいまでの葬儀のことを指すことが多いようです。

 

なお、密葬も同じく小規模におこなわれる葬儀ですが、後日改めて本葬という形で一般の人が参列できる場が設けられます。

 

密葬は、会社の社長さんや芸能人など、参列者が多い場合に利用されます。

 

 

 

 

家族葬は珍しい?

 

家族葬は近年、ごく一般的な葬儀の形となりつつあります。

 

高齢化社会の日本では、そもそも故人に知り合いが少ないことも多いですし、お金の価値観も変わってきています。

 

都会では珍しくともなんともない葬儀の形です。

 

ただ、わたしのような地方で暮らしていると、中には「葬儀は参列者が多いほどいい。盛大にやってなんぼ。」といった考え方の人もいますので、実感としてはまだまだ少ないようにも思えます。

 

 

 

 

家族葬に参加する人の範囲

 

家族葬にどこまでの人を呼ぶのか、特に決まりはありません。

 

家族葬と言っても家族しか呼んではいけないわけではなく、故人の親しい友人や交際相手を呼ぶこともあります。

 

いわゆるご近所さんや仕事関係の付き合いの人は呼びません。(個人的に親交が深ければ別ですが)

 

一般的なお葬式と違うのは、家族側が呼ぶ範囲を決められる点です。

 

普通、お葬式は結婚式のように、誰を呼ぶか決めることはありませんよね。

 

家族葬では、参列したい人が自由に訪れることがないので、あらかじめ人数も分かります。

 

ちなみに、わたしの祖父母の家族葬は、直系卑属(子供、孫)と、その配偶者まででした。

 

範囲を決めていたわけではありませんが、日頃から頻繁に会っていた人たちを呼んだら、結局はこの範囲になった、という感じです。

 

祖父母の兄弟姉妹は高齢であること、遠方に暮らしていることから、参加していません。

 

 

 

 

家族葬をおこなうメリット

 

どんな葬儀がいい、悪いというのはありません。

 

ただ、もし自分が亡くなったとして考えるのであれば、家族葬にしてもらうメリットはあります。

 

 

 

 

本当に親しい人だけでゆっくりお別れできる

 

一般的な葬儀では、関係性の濃い人から薄い人までが参列します。

 

全く知らない人の葬儀に参列することですら珍しくありませんが、誰のためなのかと思うことはあります。

 

家族葬では、ごく親しい人だけで、ゆっくりお別れできます。

 

祖父母が亡くなったときも、家族皆で祖父母の思い出話をしながら、何度も顔をさすり、言葉をかけ、本当にゆっくりお別れしました。

 

祖父母としても、何より大切にしていた子供や孫たちが、ごく近くでお別れしてくれたことになります。

 

 

 

 

思い出に残る葬儀ができる

 

どの葬儀会社にもあるプランか分かりませんが、祖母の家族葬では、「棺の蓋の裏に故人へのメッセージを書く」という時間がありました。

 

祖母の生前を思い出しながら、感謝の気持ちを言葉にして書き綴る時間は、とても印象に残っています。

 

一般の方も参列する葬儀では、時間的な余裕がないことから、なかなか難しいでしょう。

 

家族葬では、自由な形で故人とお別れをし、より思い出深いものにすることができます。 

 

 

 

 

遺族の負担が減る

 

わたしは遺族として、一般的な葬儀と家族葬のどちらの経験もありますが、家族葬は圧倒的に負担がありません。

 

やることと言えば、本来の目的である「故人を偲ぶこと」だけで、葬儀の打ち合わせも準備も、ごく短時間で終わります。

 

参列者の対応もありません。

 

わたしたち家族は、できるだけ負担を減らしてくれた祖父母に、本当に感謝しました。

 

以来、父も家族葬を希望していますし、わたし自身も、家族葬にしてほしいと家族に伝えてあります。

 

 

 

 

 

葬儀費用を安く抑えることができる

 

全国の葬儀費用の平均は、およそ200万円だそうです。

 

家族葬となると、その半分以下に抑えることが可能です。

 

参照元:くらしの友

 

残された家族に金銭的な負担をかけさせたくない場合、家族葬を希望しておくことで負担を減らすことができます。

 

 

 

 

 

家族葬をおこなう際の注意点

 

ここからは、家族葬を実際におこない、注意すべきだと感じたポイントを紹介します。

 

 

 

家族葬とはいえそれなりの費用はかかる

 

一般的な葬儀と比べて費用は格段にかからない家族葬ですが、それでも40〜100万円くらいはかかります。

 

安くても30〜40万円くらいはかかると思っておいた方がいいでしょう。

 

わたしの祖父母の場合は、お墓や仏壇、戒名などは一切いらないという希望があったので、一般的に見てもかなり安かったと思います。

 

人数の多い家族葬であれば、もてなしの飲食代が増えるため、さらに高額になります。

 

注意点は、一般の参列者がおらず、お香典も辞退しますので、そのままの費用が必要になることです。

 

費用を抑えるために家族葬にしても、結局は一般の葬儀の方が安く済むこともあります。

 

とにかくゆっくりお別れができるから、という考えであれば問題はありません。

 

 

 

 

 

内訳をしっかり確認すること

 

家族葬は葬儀会社によってプランがありますが、一つのプランを頼めば安心、というわけではありません。

 

一見安く見えても、追加料金が必要になることもありますし、人数によっても大きく変動します。

 

事前の打ち合わせで、内訳をよく確認し、最終的な見積もりを出してもらわなくてはなりません。

 

葬儀会社を選ぶ際は、やはり「明瞭会計かどうか」が重要です。

 

「これ以上追加料金がかかる可能性は?」と聞いておくことも一つでしょう。

 

 

 

 

互助会に入っておくといい

 

自分が亡くなった後のことを考えるのなら、料金が明確な葬儀会社を選んでおき、家族には「ここでやってね。」と伝えておくのが一番です。

 

わたしの祖父母の場合は、家族が葬儀会社を探して費用を負担することのないように、自分で決めた葬儀会社の互助会に加入しておいてくれました。

 

預貯金で払ってもらう方法もありますが、相続の問題や、死亡後にすぐ引き出しできない問題もあります。

 

互助会であれば、葬儀費用としてすぐ使うことができるため、恐らく、これが一番家族の負担が少ないのではないかと思います。

 

 

 

 

参列やお香典を辞退する旨伝えておくこと

 

家族葬をやる以上は、「身内だけでおこなうので、参列はご遠慮ください」と意思表示をしておかないと、参列すべきか判断できず、困る人もいます。

 

家族葬を終えた後に、終えた旨を各所に伝える方法もありますが、自宅で亡くなった場合、仕事や地域の集まりなど毎日通う場所がある人が亡くなった場合などは、そう簡単ではありません。

 

あらかじめ意思表示はしっかりおこなう必要があるでしょう。

 

 

 

 

家族葬を理解できない人もいる

 

わたしの祖母が亡くなった際、「身内だけの家族葬なので、参列もお香典も不要です。」と伝えてあったにもかかわらず、理解してもらえず、後になって困ったことがありました。

 

ある近所の人が、葬儀の場所も言っていなかったのに、近くの葬儀会社に手あたり次第に電話をかけ、葬儀会場を探しあて、「ご近所さんからお香典を集めたから今、取りに来てほしい。」と言うのです。

 

家族だけでゆっくりとお別れをしている最中に、です。

 

お香典は辞退すると言っているのに、「ご近所の人が亡くなると皆だしているから。」と。

 

結局受け取ることでしか納得してもらえず、故人の意向とは少し違うものとなってしまいました。

 

家族葬は、人の価値観によっては、なかなか理解してもらえないことがある形態です。

 

家族としては、お気持ちに感謝するとともに、誠心誠意説明するしかないのかもしれません。

 

家族の知らないところで親しくしてくれていた人が弔問に訪れてくれた際は、一緒に故人を偲ぶことも必要ですね。

 

 

 

 

最後に

 

いかがでしたか?

 

今回は、自分が亡くなった後のお金の問題として、家族葬に着目しました。

 

今高齢ではない方でも、万が一のことはあります。

 

葬儀の在り方について家族に伝えておき、家族が葬儀費用で困らないようにしておくといいと思います。

 

少なくとも、「貯金はゼロ、生命保険もない。けど、自分が亡くなったら葬儀を盛大におこなってほしい」といったことは、避けるべきではないでしょうか。


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