給与担当者が教えるお金のエトセトラ

コンビニでトイレを借りたら何かを買ってしまう人は心を操られやすい?

 
   ※この記事は2018/2/19に加筆・修正しました。

 

突然ですが、あなたはコンビニでトイレを借りたら、何も買わずにでることができますか?

 

なんだか申し訳ない

 

店員さんの目が気になってしまう

 

トイレをタダで借りていることに負い目を感じる

 

こんな感情になって買う予定のなかった物を買ってしまった経験がないでしょうか。

 

そんなあなたは、もしかして「心を操られやすい」人かもしれません。

 

心を操られ、欲しくもないものを買ってしまうから、お金がいつまでも貯まらないのかもしれません。

 

一体どういうことなのでしょうか。

 

 

 

 

 

コンビニでトイレを借りた後に何か買ってしまう人は半数にものぼる

 

あるデータによると、コンビニでトイレを借りた後に、何かを買ってから店をでたことのある人の割合は50%にものぼるそうです。

 

「人として当たり前」とか「店員さんに申し訳ない」とか買う人の理由は色々だと思います。

 

でも、コンビニではなくデパートのトイレを借りたらどうですか?

 

デパートのトイレを借りた後に申し訳なさで何かを買うことはありますか?

 

きっと多くはないでしょう。

 

その理由は、本当は「人として当たり前」でも「店員さんに申し訳ない」ではなく、「人に悪く思われたくない」という日本人らしい心理が働いているからです。

 

だって、コンビニは店員さんの目が気になりますが、デパートのトイレは店員さんが近くにいて気になることはありませんよね。

 

つまり、誰かに見られているから、その人の目が気になるから、モノを買ってしまうということです。

 

 

 

 

 

返報性の法則

 

人は、受けた好意は必ず返したい、恩返しをしたい、などのように、「借りがある状態」を嫌がる心理があります。

 

それを「返報性の法則」と言います。

 

コンビニでトイレを借りたら何かを買ってしまう

 

デパ地下で試食をしたらつい買ってしまう

 

家電量販店で店員さんから長く説明を受けたら買う予定でなくても買ってしまう

 

など、私たちの日常生活にはこの「つい」買ってしまう行為が多くあります。

 

これは「返報性の法則」を利用したマーケティング戦略でもあります。

 

コンビニでトイレを借りたら何かを買ってしまう、という人は心を操られて「買わされる人」かもしれません。

 

 

 

 

 

コンビニでトイレを借りても今何も買う必要はない

 

トイレを借りて何も買わずにお店を出ることにためらいを感じる人も多いでしょう。

 

でも、本当にトイレを借りることだけが目的ならば、

 

お店の方に「貸してください」と伝え、「ありがとうございました。」とでてくるだけでいいんです。

 

もし「お礼をしたい」のであれば、「今」である必要もなく、次何かを買う必要があるときに、そのお店を選んであげればいいのです。

 

「あそこのコンビニ、接客いいよ。」って誰かに言ってあげればいいのです。

 

これだけどこにでもあるコンビニですから、その「恩を返す」機会は、いつでも、どこでも転がっています。

 

トイレがキレイだったら、コンビニ全体の評価も上がりますしね。

 

逆にコンビニ側も、この「返報性の法則」をわかってさえいれば、トイレを借りに来ただけの人に、嫌な顔をしたり、

 

「なんで何も買わないんだ?非常識なヤツ」などと思うことはないでしょう。

 

だって、いつか何らかの形で自分に返ってくるのだから。

 

「トイレを借りて何も買わずに出たときの店員の態度で、贔屓の店を決めてやる!」ぐらいの強い気持ちでいればいいのです。

 

世の中に流されるだけの弱い消費者から、自分で選択できる賢い消費者になれるでしょう。

 

 

 

 

豪華な化粧品サンプルは安い安い投資である

 

「返報性の法則」の例として、他に化粧品のサンプルがあります。

 

無料のサンプルは、やっぱりもらって嫌な気はしないし、割と豪華なサンプルもありますよね。

 

「豪華な化粧品のサンプルを無料で配って、化粧品会社はすごいお金がかかって大変じゃないのかなー?」なんて、いらぬ心配をしたことがありました。

 

でも、化粧品会社からすれば、それをきっかけに買ってくれるのであれば、本当に安いものです。

 

AとBが気になっていて、本当はAの方が自分にあいそうだけど、Bの方がよくサンプルを送ってきてくれるから、Bの化粧品を選ぶ。

 

ということや、

 

実際にサンプルを使ってみて、「まぁいいかな。」「普通」程度であっても、「サンプルもらったし」という理由で買ってしまう、ということは案外よくあります。

 

何が言いたいのかというと、

 

商品そのものの価値を自分で判断するのではなく、「何かをもらったから返したい」という理由で、

 

知らず知らずのうちに、私たちはその商品を選ばされているのだということ。

 

あくまでもサンプルは「商品の使い心地を試すためのもの」です。

 

「本当に良い商品だ」「本当に必要だ」と思ったら買えばいいし、「普通」「他社の方がいい」と思えば買わなければいいのです。

 

「返報性の法則」に惑わされて、本来の買い物するときのシンプルなルールを崩さないようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

試食をしてつい買ってしまう人はルールを決めよう

 

私はデパ地下が大好きなのですが、試食した商品を「つい」買ってしまう、という経験が何度もありました。

 

でも実は、試食して、「うわーこれめちゃくちゃ美味しいー」ってなったことは一度もないんです。

 

「まぁまぁ美味しい」程度。

 

でも、買ってしまった。

 

よく後悔していました。

 

やっぱり店員さんが見てるし、なんか試食させてもらって買わないの悪いし...と思ってしまう。

 

まんまと「返報性の法則」にはまっていたんですね。

 

なので、一人でいるときは試食しない、というルールを作りました。

 

試食していいのは、私の特性を理解してくれていて、「それ、本当に買いたいの?」と、止めてくれる人と一緒にいるときだけ。

 

その人は私と味の好みが同じで、かつ「返報性の法則」に惑わされない強い意志を持った人なので、

 

試食しても「本当に美味しくて欲しいと思ったもの」しか買わないようになりました。

 

何となくお店の戦略だとは気づいているんだけどつい買ってしまう

 

という方は、事前に「これだけは守ろう」というルールを決めておくことで、「つい」買ってしまうことが激減できると思います。

 

 

 

 

 

 

お店の人は単に仕事でやっているだけ

 

今回あげたように、「返報性の法則」を利用したマーケティング戦略は、世の中にたくさんあります。

 

「つい」買ってしまうという方は、「お店の人は単に仕事でやっている」という事実だけを受け止めてみましょう。

 

消費者であるこちらも、単に「試している」だけ。

 

本当に欲しい物や必要な物なら買うし、そうでないならば買わない。

 

誤解を恐れずに言うのであれば、相手にあるのは「好意」ではなく、「売るための策略」です。

 

その事実を受け止める冷静さも時には必要です。

 

 

 

 

最後に

 

いかがでしたか?

 

「返報性の法則」はビジネスに有効で、これに「はまる」人がいるから経済も大きく動きます。

 

ですから、決して悪ということではありません。

 

でも、自分がその他大勢の「買わされる人」になる必要もないですよね?

 

自分の意志で、自分の欲しい物、必要な物だけを選択する。

 

これができるようになると、いつのまにか資産形成ができていると思います。

 

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