「お盆玉」はあげるべき?新習慣なんて嘘?資産形成を目指すならお盆玉は慎重に

「お盆玉」はあげるべき?新習慣なんて嘘?資産形成を目指すならお盆玉は慎重に

 


 ※この記事は2018/7/8に執筆しました。

 

「お盆玉」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

数年前から急に耳にするようになった言葉で、メディアでは「人と人とをつなぐ新習慣」などと呼ばれています。

 

聞いたことがない方でも何となく「お年玉みたいにお小遣いをあげるってこと?」と想像できるかもしれませんね。

 

今回は、この「お盆玉」について、概要やメリット・デメリット、そもそもお盆玉をあげるべきなのかについてお話します。

 

 

 

 

 

 

 

※この記事で書いてあること

お盆玉とは
お盆玉について皆どう思っているのか
お盆玉のメリット
お盆玉のデメリット
お盆玉をあげる必要はあるの?お盆玉の注意点
最後に

 

 

 

 

 

お盆玉とは

 

お盆玉とは何かを簡単にお伝えします。

 

お盆玉とはお盆時期にあげるお小遣いのことで、お年玉の夏バージョンと表現されることが多いです。

 

想定シーンや誰にあげるのかについては、

 

夏休みに遊びに来た孫や子どもにあげる
夏休みに帰省したとき親戚の子どもたちにあげる
祖父母に心づけとしてあげる

 

といった感じで、特に決まりはありません。

 

もともとは山形県の「お盆お小遣い」という江戸時代からの風習が起源とのこと。

 

「お盆玉」の言葉自体も、山梨県にある一般企業によって商標登録されているそうです。

 

 

 

 

 

お盆玉の相場はいくら?

 

お盆玉は近年メディアに取り上げられることで認知されてきた行事なので、相場と言うのも変な話。

 

とはいえ、一応の目安としては

 

小学生1,000〜3,000円
中学生3,000〜5,000円
高校生5,000〜10,000円

 

が相場として紹介されることが多いです。

 

小学生の1,000円くらいならまだ可愛いものですが、相手が高校生ともなると10倍になりますね。驚きです。

 

 

 

 

 

お盆玉について皆どう思っているのか

 

周囲にお盆玉について聞いてみました。

 

テレビで観たとか、ポチ袋が売られているのを見たとかで、意外と多くの人がお盆玉の存在を認識しているようです。

 

正直な声を紹介すると...

 

「また変な習慣ができて...。」

 

「もういい加減にしてくれ。」

 

「どこまで金をタカれば気が済むんだ。」

 

「俺らは大人だから損しかしない。」

 

と、かなり否定的な意見が多かったです。

 

聞いた相手が会社員中心だったので、それも影響していたとは思います。

 

高校生以下の若い方に聞けばまた違う意見だったでしょうし、(もらう側なので)

 

おじいちゃん、おばあちゃんに聞いても変わるでしょう。

 

ちなみにわたしの父(70歳)は、二人の孫以外にお金をかけることがないので、比較的好意的に受けとめていました。

 

 

 

 

 

お盆玉のメリット

 

お盆玉と聞くと、もらう方にしかメリットがないような気がする方がいるかもしれませんが、あげる側にも一定のメリットがあると思います。

 

わたしなりにお盆玉のメリットを考えてみました。

 

 

 

あげる相手を喜ばせることができる

 

小学生にもなれば、お小遣いをもらう喜びを理解します。

 

お小遣いをもらえば好きな物を買うことができるし、大切にされている気もして、嬉しいものです。

 

あげる側から見れば、お盆玉をあげることで相手の喜ぶ顔が見られるのは魅力ですね。

 

 

 

 

孫や子どもたちに会う口実になる

 

おじいちゃんやおばあちゃんにとって、孫や子どもたちに会うために「恒例行事」が重要です。

 

孫や子どもたちに会いたいと思っても、「忙しいだろう」「こちらから言うのも申し訳ない」と遠慮しているのが今のおじいちゃん、おばあちゃん。

 

会いに行こうにも高齢だし、突然押しかけて迷惑になることを嫌がりますので、そう頻繁に会えるものでもありません。

 

お盆や年末年始の帰省くらいしか十分な時間が取れないのです。

 

こう考えると、お盆玉は、孫や子どもたちのためというより、孫や子どもたちに会いたいおじいちゃん、おばあちゃんのためにあると言っていいかもしれません。

 

 

 

 

 

お盆玉のデメリット

 

一方、お盆玉にはデメリットもあります。

 

単純にお小遣いをあげる行為というより、「お盆玉」の時期とネーミングが問題になるのではないか、そんなふうに思います。

 

 

 

 

1人ではなく複数人にあげる必要がある

 

単なるお小遣いであれば、遊びに来てくれた孫や子どもにだけあげればいいでしょう。

 

しかし敢えてお盆玉としてあげることで、「あの子たちにもあげないと可哀想」と、別の孫や子どもたちの分まで用意することに。

 

あげることが義務のように感じやすくなり、1人ではなく、複数人にあげる必要がでてくるため、トータルでの金額も膨らみます。

 

 

 

 

ポチ袋に入れることで大金になりやすい

 

ぽんとあげるお小遣いなら500円でもいいのに、ポチ袋の存在によって「しっかりした金額を入れなくては。」と感じることがあります。

 

お年玉と同じような金額が相場と捉えられているのも、ポチ袋に入れることで少額をあげにくい点がひとつの理由ではないでしょうか。

 

 

 

 

子どもが大きいと出費しかない

 

親戚中の子どもたちがまだ小さいなら足並みをそろえられるお盆玉ですが、

 

自分の家の子どもはすでに大学生以上で、他の家は小さい子どもが多い

 

となれば、一方的にあげるだけで、いただくことができません。

 

お盆玉はもらえなくても、結婚や就職祝いをもらえるかと言えば、そうでもありません。

 

今は未婚率も高いですし、就職しないで自由な働き方をする人も多いので、昔ほど期待できないでしょう。

 

親戚同士のお金のやり取りは通常、一方的ということはなく、何かしらの形贈りあうことが基本ですが、こうしたケースでは単なる出費になるだけです。

 

 

 

 

お盆玉をあげる必要はあるの?お盆玉の注意点

 

 
ここからは、お盆玉をあげる必要はあるのか、あげる場合には資産形成的に何に気をつければいいのか、をお話します。

 

 

 

お年玉でいくらかかるか把握しよう

 

お年玉の夏バージョンと言えば聞こえはいいですが、そもそもお年玉をいくらあげているのか、ぜひ把握しておきたいところです。

 

1年のうち、もっとも出費が多い月はいつかご存じでしょうか。

 

それは1月で、中でも元旦に出費が集中します。

 

主な理由はお年玉。

 

親戚が多い家族で、かつ中学生以上のお子様がいるケースでは、お年玉だけで5万円以上かかることは珍しくありません。

 

帰省費や飲食代などを入れれば、お正月だけで10万円以上もの出費も普通。

 

それだけお年玉は家計への負担が大きい習慣なのです。

 

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「新習慣」は嘘。メディアに踊らされないように

 

お盆玉はしばしば、「新習慣」と表現されることがありますが、はっきり言ってメディアや各方面の得する企業が作りだした虚像です。

 

習慣とは、長い間繰り返されることで恒常的におこなわれるようになることを指し、昔からお盆玉があった地域を除けば、新習慣も何もありません。

 

世の中の流行りには「仕掛け人」がいることがほとんどです。

 

お盆玉は、お盆玉袋を作った企業が仕掛け人ですね。

 

ファッションやスイーツの流行程度なら、仕掛け人がいることを承知で乗っかってもいいでしょう。

 

飽きたらすぐにやめればいいし、やめても誰から文句を言われることもないですよね。

 

ただし、お金をあげる行為については、仕掛けに乗っかり、習慣化してしまうことほど、怖いものはありません。

 

なぜなら習慣は一度定着してしまうと、後で苦しくなったときも覆すことが難しくなってしまうからです。

 

相手はお金をもらうことを期待してしまうので、もともとはなかったお小遣いでも、実際もらえなかったときには不満を感じるものですよ。

 

試しにお盆玉ポチ袋でお小遣いをあげてみよう。

 

こんなふうに気軽に手をだしてしまうと、来年になって「去年もあげたし、今年もあげるしかない。」と、自分で自分の首を絞めることになります。

 

この点を踏まえ、お盆玉を「どうやら新習慣らしい。子どもや孫にあげた方がいいのかな。」などと思うことはやめましょう。

 

あげなくて大丈夫です。

 

急にできた行事に参加しなくても、常識外れではありません。

 

 

 

 

年金がもらえる祖父母は孫にお小遣いをあげたくて仕方がない

 

おじいちゃん、おばあちゃんは孫や子どもたちに対し、理由をつけてお小遣いをあげたくて仕方がありません。

 

普段は離れて暮らすことが多いからこそ、お盆時期などたまに会えたときには、何とか喜んでもらいたい、笑顔を見たいと感じるからです。

 

特に今のおじいちゃん、おばあちゃんはまだ年金をしっかりもらえる世代なので、それなりに余裕もあります。

 

だからこそ、郵便局でお盆玉のポチ袋を見つければ喜んで買ってくるし、主婦向け情報番組を観ては「今はお盆玉というものがあるのよ。」と言って、いそいそとお小遣いを用意します。

 

一方、まだ年金受給世代でない方たちは、すでに年金制度が崩壊していること、高齢化社会で厳しい老後が待ち受けていることを踏まえ、今からお盆玉を習慣にすることはおすすめできません。

 

 

 

 

お盆玉はお金に余裕がある人のお小遣いのこと

 

何もお盆玉の存在が悪いわけではなく、お盆玉をあげたい人はあげればいいと思います。

 

たとえば、親戚の子どもが1人しかおらず、自分も独身子なし。

 

そんな状況であればお年玉もお盆玉もあげるのはアリかもしれません。

 

年に1万円出費が増えたところで、生活を圧迫することもないでしょう。

 

お金に余裕があり、富を分配したい方も、お金はどんどんあげて使ってもらい、経済をまわせばいいと思いますよ。

 

 

 

 

親戚が多い場合は「お盆玉」は慎重に

 

経済的に余裕がある場合でも、親戚付き合いが濃いご家庭では、お盆玉は慎重になった方がいいです。

 

親戚同士のお金のやり取りでは、一定の基準を設けて他の親戚とあわせることが基本だからです。

 

こちらが善意でお盆玉をあげたとしても、経済的に苦しいご家庭から見れば、「お盆玉なんて持ち出されたら、こちらもあげないといけなくなってしまう。余計なことしないでほしい。」と思うものです。

 

お金が余っているなら、お盆玉ではなく、単なるお小遣いとしてあげるのがスマートではなでしょうか。

 

お盆玉をあげたいのであれば、まずは大人同士で話し合いをし、お盆玉習慣を取り入れるか否か、親戚の中であわせるのがおすすめです。

 

 

 

 

 

最後に

 

いかがでしたか?

 

今回はお盆玉について、メリット・デメリット、お盆玉の必要性を紹介しました。

 

個人的にはお盆玉とはかなり距離をとるスタンスです。

 

特に習慣にするつもりはありませんし、姪っ子たちにお小遣いをあげたいときは、何も書いていないポチ袋で、時期を決めずにあげようと思います。

 

お伝えしたとおり「習慣」は注意が必要です。

 

資産形成を目指すのであれば、お金をあげる習慣であるお盆玉に関しては、慎重になるのがいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

話題に流されやすい人はお金のセミナーでお金の知識を得ておこう

 

お盆玉のように、「こういうときにお金を使った方がいいですよ。」「今〇〇にお金をかけるのは常識。」と、メディアや企業は何とかお金をかけさせる工夫をしてきます。

 

それはそれで経済がまわるし、ビジネスでもあるのでいい面もあるのですが、流されてばかりだとお金は一向に貯まりません。

 

世間がどうであれ、自分は流されない強者となることで、資産形成につながります。

 

お盆玉のような話題に何かと流されやすい人は、お金の知識不足。

 

お金の知識を基本から押さえておくことで、単なる話題なのか、本当にお金をかけるべき場面なのか、冷静に判断することができるようになります。

 

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