結婚にまつわるお金のあれこれ

「共働きだと実はお金がかかる」は本当?専業主婦になった方がよい?


 ※この記事は2019/2/24に執筆しました。

 

結婚している方は、女性の働き方がどうあるべきかで悩むことが多いようです。

 

ご家庭によって事情が異なるため、どの選択肢が最適かを一概に述べることはできません。

 

子どもの有無、子どもや老親の状況、経済事情などはご家庭ごとに違います。

 

ただし、特にお金については「どちらがお得なの?」と考えることがあるかもしれませんね。

 

そこで今回は、「お金」の観点から、既婚女性の働き方について検証してみます。

 

 

 

 

 

※この記事で書いてあること

収入と支出のバランスを考える
共働きと専業主婦はどちらが支出が多い?
共働きと専業主婦はどちらが収入が多い?
共働きにするか専業主婦になるか
第3の選択肢、在宅ワークという考え方

 

 

 

 

収入と支出のバランスを考える

 

お金の面からお得度を考えるのであれば、収入と支出の両方から見る必要があります。

 

家計収入が多い方がお得だと考えることができる一方で、収入は少なくとも支出が少ないからお得だと考えることもできます。

 

そのため、結局はお金の問題だけで働き方を決めることには馴染まないように思います。

 

とはいえ、「天秤にかける」ことは何かを決定するうえで基本となる方法です。

 

次項から、収入と支出について、どちらが多いか少ないのかを確認してみましょう。

 

 

 

 

 

共働きと専業主婦はどちらが支出が多い?

 

 

まずは支出について、違いが大きい項目別に比較していきます。

 

 

 

被服費、美容費

 

まずは、被服費、美容費です。

 

仕事に行くための服は必須ですよね。

 

制服や作業着があれば素敵な服である必要はありませんが、通勤時に同僚に見られることは避けられません。

 

女性の場合は、やはり服に気を使う方が多いでしょう。

 

わたしは私服勤務の会社で働いていたので、通販やユニクロなどの安価な服を活用していても、被服費はかなりかかりました。

 

事務とはいえ1日仕事をしているため、すれたり伸びたりしてすぐに傷んでしまうからです。

 

ほかにも、美容院代、ネイル代、化粧品代など、身だしなみに関する費用がかかります。

 

外で働いている以上、身だしなみを整えないわけにはいきませんので、必要経費ですね。

 

専業主婦であれば被服費、美容費は最低限のもので足ります。

 

お気に入りの服が2〜3着程度あればワンシーズンを乗り切ることは十分可能ですし、化粧品やメイク落としもたいして減りません。

 

この点は、OLからフリーランスになり、在宅で仕事をするようになってから「服代がかからない!」「化粧もほとんどしないから化粧品が減らない!」と実感したのでよくわかります。

 

女性としてどうかはさておき…。

 

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食費

 

共働きだろうと専業主婦だろうと、毎日の食費は必要です。

 

ただし、使い方が異なります。

 

共働きだと、外で働くと疲れて帰ってきますので惣菜や外食が多くなりがちです。

 

「この日はスーパーで安売りしてる」なんてときも、仕事をしていればその日にあわせて買い物に行くことも難しいです。

 

専業主婦であれば食費の節約も積極的に取り組めます。

 

自分で計画を立て、安い日やポイントが多い日に上手に買い物することも可能でしょう。

 

便利家電など買わずとも、丁寧に時間をかけて家事をすれば実費がそれほどかかりません。

 

 

 

 

通勤関連費用

 

通勤するだけでもお金がかかります。

 

定期券があり通勤費が全額支給されていればよいのですが、そうでない会社も多数存在します。

 

上限が決まっている場合や、派遣やパートには一律支給しないと決まっている会社もありますよ。

 

通勤費は法律上、会社に支給義務のあるものではありませんので、自腹となる人もいるのです。

 

また、わたしのように地方在住者は車通勤が多いため自腹がさらに増えます。

 

車通勤の場合は、ガソリン代はまだしも、車のメンテ費用、車検代や保険料、税金分まで通勤費として支給してくれる会社は少ないのではないでしょうか。

 

専業主婦も当然通勤費はでませんが、そもそも外出機会が少ないためたまの支出に抑えることができます。

 

車を移動手段とされている方は、走行距離が減ることで車体が傷みにくく、保険料も安く済みます。

 

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付き合いに関する費用

 

外で働くと、それなりに付き合いが発生します。

 

歓送迎会、新年会、忘年会などのイベントのほか、「飲みにいかない?」など急なお誘いを受けることもあります。

 

社風によっては、週末にボウリング大会やバーベキュー、お花見など、イベント好きな方からのお誘いを受ける機会があるでしょう。

 

お弁当で節約しようと思っても、「たまにはランチでも」と、お洒落なカフェやレストランでランチすることもあります。

 

職場の人との付き合いをすべてなくすことは難しいので、相応の費用を払うことになります。

 

専業主婦にも付き合いはあります。

 

しかし、会社勤め人の頻度にはおよばないケースがほとんどでしょう。

 

たまに友人と会うにしても、会社の上司のように「断りにくい」人ばかりではないはずです。

 

 

 

 

 

時間をお金で買う機会

 

共働きだととにかく時間がないため、便利家電を購入することで乗り切るご家庭も多いでしょう。

 

食洗器、ロボット掃除機、調理鍋などを活用し、時間をお金で買うという選択をします。

 

家事に手がまわらないほど忙しくなれば、家事代行サービスを依頼することもありますね。

 

仕事が遅くなってしまったときはタクシーを利用することもあるでしょう。

 

専業主婦も暇ではありませんが、時間的な余裕はある方が多くなります。

 

わたしの姉は専業主婦ですが、「時間だけはたっぷりある」と言っていました。

 

食事の品数も多いですし、いつ行っても掃除が行き届いています。

 

 

 

 

社会保険料、税金、保育料

 

共働きで夫の扶養に入らなければ、社会保険料、税金は自分で負担します。

 

お子さんが小さい場合には、保育料もかかります。

 

世帯収入によりますが、かなりの金額になることも珍しくありません。

 

OL時代に給与担当をしていたとき、自社で運営する保育園の保育料を計算していました。

 

保育料が引かれて手取りが非常に少ない従業員もいました。

 

ただし、2019年10月から幼児教育・保育の無償化がスタートしますので、対象となるご家庭では格差が減ることになりますね。

 

参照:厚労省

 

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支出が多いのは圧倒的に共働き

 

ここまででもうお分かりでしょうが、支出が多いのは圧倒的に共働きです。

 

それも、特に贅沢をしようとしているわけではなく、どうしてもかかってしまう必要経費がメインです。

 

頑張って働いているのにお金がでていくなんて、どこか理不尽な気がしますね。

 

一方、専業主婦は、昼間から高級ランチやエステにお金を使うセレブ主婦を除き、一般的な家庭ではそれほどお金を使う機会がありません。

 

もちろん、自分のためにお小遣いを設定している方もいるでしょうが、それは好きなものを買うお金であり、必需品とまでは言えないかもしれません。

 

 

 

 

 

共働きと専業主婦はどちらが収入が多い?

 

 

では、支出が少ない専業主婦が結局お得なのでしょうか。

 

収入面も考えてみる必要があります。

 

 

 

 

給与収入の多さ

 

給与収入が多いのは、やはり共働きですよね。

 

パートだったとしても、月に数万円のパート代が入ってくるなら大きいというものです。

 

正社員であれば夫婦2人分の収入がありますので、どちらか1人の分をまるまる貯金にまわすことも不可能ではありません。

 

 

 

 

年金収入の多さ

 

共働きで夫婦2人が厚生年金加入者なら、年金も2人分です。

 

老齢年金だけでなく、障害や死亡も対象ですから、やはり大きいといえます。

 

扶養された専業主婦だと、年金保険料を自分で払う必要はありませんが、家計に入る年金は少なくなります。

 

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社会保険関連収入の多さ

 

共働きで社会保険に加入していれば、いざというときの収入も保証されます。

 

健康保険からは出産手当金、雇用保険からは育児休業給付金や失業手当(基本手当)などが支給されます。

 

これらは専業主婦にはない収入です。

 

 

 

 

妻自身の将来収入

 

家計収入だけでなく、妻単体で見たときの将来収入も考えてみましょう。

 

共働きでいれば、離婚や死別など万が一のことがあっても、妻自身の収入が減るわけではありません。

 

しかし専業主婦の場合は収入がゼロになります。

 

離婚しても養育費がもらえないケースは珍しくありませんし、もらえるとしても養育費であって妻自身の生活費ではありません。

 

さらに専業主婦歴が長いと、そこから正社員の職を探すことになり簡単ではありません。

 

将来的には、ほとんど収入がないというリスクがあるのです。

 

 

 

 

 

収入が少ないのは圧倒的に専業主婦

 

投資をされているようなケースを除き、専業主婦の収入は圧倒的に少ないです。

 

専業主婦が担う家事労働は年収200万円以上にあたるとされてはいますが、実際に夫から支払われることはほぼないでしょう。

 

現在の収入が少ないだけでなく、将来的な収入においても専業主婦は少なくなります。

 

 

 

 

 

 

共働きにするか専業主婦になるか

 

では、共働きと専業主婦、結局どちらが金銭的にお得なのでしょうか。

 

共働きは収入が多い代わりに支出も多く、下手をすればいくら稼いでも貯金できないことがあります。

 

専業主婦は支出が少ない代わりに収入も少なく、いくら節約しても生活が苦しいことがあります。

 

結局、どちらがお得かを一概に比べることはできないわけですが、将来的かつ金銭的な観点で考えると、やはり共働きにメリットがあるように思います。

 

夫の収入が途絶えたり離婚したりする際に「まさかこんなことになるとは」と言う方は多いですが、そんなことにならない保証もどこにもなかったわけです。

 

収入が夫婦2人分あることで、いざというときのセーフティーネットになると考えれば、やはり共働きでいる価値は高いのではないでしょうか。

 

 

 

 

専業主婦である自分を後ろめたく思う必要はない

 

ただし、専業主婦でいることで、「夫に食べさせてもらっている」「自分は価値のない人間だ」などと思う必要は全くありません。

 

子どもや夫、親のためにあえて専業主婦を選択される方もいるでしょう。

 

その場合は金銭的価値以上の価値を優先しているだけであり、何ら問題はないわけです。

 

再度姉の話になりますが、姉は共働き時代、仕事と育児のストレスで毎日イライラしており、家族にあたる機会が多くありました。

 

当時一緒に暮らしていましたが、家庭内の雰囲気ははっきり言って最悪でしたよ。

 

しかし、専業主婦をしている現在は心穏やかに過ごしており、家族の健康を考えた美味しい食事が毎日並び、家庭内の雰囲気も和やかです。

 

専業主婦でいることで妻や母親が精神的に安定しているのなら、それが家族にとっての幸せと捉えることもできるでしょう。

 

このように、何がその家族にとってよいのかは全く違うため、周囲と比較して自分を卑下する必要は全くないと知っておいてください。

 

ただ、将来的なリスクに備え、ご自身で投資を勉強しておく、自宅にいながら稼げる方法を見つけるなど、何らかの対処をしておくことが大切だと思います。

 

特に外で仕事をしなくてもお金を稼ぐことはできますので、ご家庭での役割と同時に進めておくことをおすすめします。

 

 

 

 

第3の選択肢、在宅ワークという考え方

 

金銭面を考えて働きたいけど外にでることは難しい
専業主婦になりたいけどお金の不安もある

 

こんな方は、2つの働き方の間ともとれる在宅ワークを検討してみてはいかがでしょうか。

 

わたしは現在、フリーランスのWebライター、校正者として、完全在宅で働いており、その年月は4年を超えました。

 

決してお金持ちではありませんが、正社員のOL時代と変わらない稼ぎがあり、どこかに借金をすることもなく、マンションを借り、車も保持して生活できています。

 

ご結婚されている方なら、家事や育児と両立させながら、月5〜8万円ほど稼ぐことは難しくありません。

 

子育てが大変な方なら、まずは月1〜2万円を目標にしてみてもよいでしょう。

 

1〜2万あれば、自分の好きな物や子どもの好きな物を買ってあげることができますよ。

 

わたしは主にクラウドワークスを利用していますが、ランサーズや、【プラチナライター】(サグーワークス)なども有名ですね。

 

エンジニアなら、ポテパンフリーランスのようにフリーエンジニアに特化したクラウドソーシングもあります。

 

いまは有り難いことにいろいろな働き方ができる時代です。

 

外で共働きすること、専業主婦になること以外にも選ぶ道があることを、ぜひ知っておいてください。


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